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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群SASSleep Apnea Syndrome)

症例1、64歳、男。身長:165cm、体重:74Kg。BMI:27。
主訴:いびきが強い。昼間眠気。頭痛がひどく毎日鎮痛薬を服薬しないと生活できない。
睡眠ポリグラフィー検査:2005.3.22(下図)。

診断:閉塞型睡眠時無呼吸症候群

検査所見:下図のようにいびきと相関した無呼吸がみられるが、胸壁・腹部の呼吸運動は正常である。
AHI=49(ApneaIndex:40/hr.+HypopneaIndex:9/hr.)を示し閉塞型睡眠時無呼吸症候群の典型例と考えられる。

経過: CPAP加圧設定:6cmH2O(5~7autoCPAP)。CPAP療法後はいびきもとれ日中の体調もよく、長らく悩まされていた頭痛もなくなったと大変喜ばれている。

下図からも睡眠時の無呼吸()とそれに伴ってSpO2低下が著しいことが確認される。




症例2、65歳、男。身長:166cm、体重:66Kg。BMI:22。
主訴:いびき、昼間の眠気。
睡眠ポリグラフィー検査:2005.2.16.

診断:閉塞型睡眠時無呼吸症候群。
検査所見:いびきに同期した無呼吸がはっきりと出ている。
AHI:42(ApneaIndex29+HypopneaIndex13)

経過: CPAP加圧設定:5cmHO(4~7auto CPAP)でCPAP療法も抵抗なく導入。いびきもなくなった、昼間の眠気も気にならなくなったと喜んでいる。


 上図のように無呼吸低呼吸が70:30の割合で見られる。




症例3、69歳、男。
身長:164cm、体重:57Kg。BMI:21。
主訴:いびき
検査日:2005.1.21


コメント筆者自身がSASを疑って試験的に検査を受けたものである。
AHI(無呼吸・低呼吸指数)31(ApneaIndex:5+HypopneaIndex:26)と言うことで、一応低呼吸が主体のSASと診断されCPAP療法適応ありとされた。一晩、持続陽圧呼吸(鼻マスク)
を体験したが、熟睡できず翌朝は完全に鼻風邪を惹いてしまい本療法を以後中止した。
この原因は加圧が高めであったこと、空気が乾燥していて鼻粘膜を刺激しすぎたことによるものと考えた。
SASの患者さんにCPAPを奨めるときは加圧設定の程度と湿度は十分配慮すべきと考える。

おわりに本ページ作成にあたり有限会社日本医薬ネットワーク、高仙坊兄の協力を戴いたことを感謝して付記する。近藤春樹


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